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異人(いじん)さん

 昭和の始めごろのお話です。
 当時、長濱(ながはま)の横浦の山の一本松の浜辺(はまべ)に、夏になると長崎の大浦から、異人さんが2〜3そうの小舟で、海水浴(かいすいよく)によくきていました。
 沖にモーターボートをとめて、そこから小舟に乗って、浜辺にやってくるのです。
 子どもたちは、大きな体でヒゲをいっぱいはやした異人さんを、物めずらしさ、こわさのあまり、遠まきにしながら、山の一本松から見(み)ていました。
 その異人さんたちは、白ブチの大きな見たこともない犬をいつも連れてきていました。
 泳(およ)ぎ疲(つか)れると、日本人のメイドさん(お手伝いさん)に食事の用意をさせていました。



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