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尾ノ上の浜

 外人さんたちは、浜辺(はまべ)の縁側みたいに出した「さじき」(丸太や竹で作った見物席)に、ゆっくりくつろいで、パンやトマトをよく食べていました。
 そのころは、子どもたちはイモ・イワシ・カンコロ等の食べ物で育っていたから、はじめて見(み)る「トマト」を血のかたまりを食べているようで、こわくて、ビクビクしながら家の陰(かげ)から見ていたそうです。
 尾ノ上の子どもたちにとって、この頃は白い砂浜を走り、きれいな海で泳(およ)ぎ、大きな「あこうの木」の下で休息(きゅうそく)する、本当にのびのびとした日々でした。
 また、このような尾ノ上の浜は学校の遠足の場所でもありました。
(おはなし 犬塚 エツ、川下ユキエ、桑原マサエ、瀬戸シゲノ、馬郡 サト、村下マツエ)



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