もぐらうち
むかし、1月14日は「もぐらうち」という行事が行われていました。
男の子たちが、竹の先にわらをたばねた物を結(むす)びつけて、
「14日の、4日のもぐら~うち。」と歌いながら、男の子のいない各家庭を回(まわ)り、庭などを打ちました。
最後にはお寺にも行きました。
子どもたちは、部落の家々でお金やモチをもらったり、道々おかしやモチなどを食べたりして楽しみました。
むかしは、畑にもぐらがいて、野菜やイモを荒(あ)らすから、冬眠(とうみん)しているもぐらをおどろかせるものとして、行われた行事だったそうです。(おはなし 大井 誠、坂井政義、坂井イチヨ、島田トミ、寺下マサヨ、寺濱ツヤ子、
時津スエコ、徳永九州男、徳永タツエ、船場慶一郎、松村ヨリエ、山崎廣樹)