香焼くんち

  神社の中でどこが上、どこが下とかいう位はありませんが、里上にある岩立神社は格式(かくしき)と由緒(ゆいしょ)のある神社で、浦(うら)・里に住む者は特に大事に思っていました。
 昔は浦・里に子どもが生(う)まれると、生後(せいご)35日に必ずこの神社に「宮参(みやまい)り」に行きました。何故(なぜ)か、七・五・三のお参りの習慣(しゅうかん)はありませんでした。
 10月17日には、この神社の氏神(うじがみ)まつり(香焼くんち)があり、宮相撲(みやずもう)が行われ、各家庭では、甘酒(あまざけ)やおにしめなどのごちそうを作りました。今は保育所の子どもたちが「相撲(すもう)大会」を開いています。
(おはなし 大井 誠、坂井政義、坂井イチヨ、島田トミ、寺下マサヨ、寺濱ツヤ子、
時津スエコ、徳永九州男、徳永タツエ、船場慶一郎、松村ヨリエ、山崎廣樹)



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