辻のお地蔵(じぞう)さん

  浦(うら)部落の墓(はか)の入口にあるお地蔵さんは、辻のお地蔵さんとよばれています。
 昔の人は長濱(ながはま)の方から歩いてきた時、この辻のお地蔵さんのところで休憩(きゅうけい)し一服しました。このお地蔵さんは、落(お)とし物があるときにお参りすると、その落とし物がが見(み)つかるというご利益があると親から教えられていました。
 もともと母たちが言っていたところによると、このお地蔵さんは、松尾造船時代の本田さんという石屋さん(当時、香焼では、石屋さんが何軒(なんげん)もありました)が作ってきざんで、かついでこの浦の辻に持ってきたそうです。
(おはなし 大井 誠、坂井政義、坂井イチヨ、島田トミ、寺下マサヨ、寺濱ツヤ子、
時津スエコ、徳永九州男、徳永タツエ、船場慶一郎、松村ヨリエ、山崎廣樹)



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