浦(うら)のキツネ(その2)

 むかし、畑の仕事が終(お)わって、こうたけ(浦老人ホームの上から海老瀬(えびせ)への山越(やまごえ)の道)を荷物をかついで帰っていました。ところが荷物が重(おも)くて重くてたまりませんでした。それはあとからおばあさんに聞くと、キツネがおもしろがって肩に乗っていたのだろうと言われました。
 また、その道には太い楠の木があって、ゆれ〜ゆれ〜ゆれていました。それがまたとても恐(おそ)ろしくもありました。知った人にそれを言うと「タバコを持たんけん」と言われました。タバコはキツネよけ、タヌキよけに良いと言われていました。あとでおばあさんに連れられてその楠の木のそばを通ると竹ヤブの中にキツネの巣(す)がありました。
(おはなし 大井 誠、坂井政義、坂井イチヨ、島田トミ、寺下マサヨ、寺濱ツヤ子、
時津スエコ、徳永九州男、徳永タツエ、船場慶一郎、松村ヨリエ、山崎廣樹)



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