つぎへ



いわしあみ(かけあみ)

 むかし、馬手ヶ浦(まてがうら)の浜には、いろんな魚がいました。山の上に魚見台(うおみだい)があって、見張り番(みはりばん)が沖(おき)の方からイワシの大群(たいぐん)がくると、大きな声で「イワシがきたぞー」とさけびました。「それーっ」と部落の人たちが、総出(そうで)で浜にとんでいき、エタリ、かた口いわし、このしろ、イカなどが、海岸(かいがん)にいっぱいとびあがっているのをとりました。
 それは大事な食糧(しょくりょう)でもあり、また子どもたちには楽しいできごとでした。



馬手ヶ浦トップページへ