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青少年歌

 何をするにも、部落の子どもたちはなかよく、お互(たが)いに助け合いながら、色々(いろいろ)なことをしました。
 誰(だれ)かが他の部落の子とケンカをすると、蔭ノ尾と馬手ヶ浦部落の子がかばいあい、そのたびにケンカも大きくなりましたが、そのことで一層(いっそう)、部落の子どもどうしが仲良くなりました。
 一番の楽しみは、学芸発表会(がくげいはっぴょうかい)でした。1年間の勉強のまとめを部落内の人たちに発表するのです。
 発表会は、小学校と尋常高等(じんじょうこうとう)小学校に行っている子どもたちがおこない、部落の人たち全員が見(み)に行きます。内容(ないよう)は教科書を読んだり、お話の朗読(ろうどく)、寸劇(すんげき)、歌、おどりなどの発表です。
 最初の頃は、クラブ(当時の地区公民館)で行いましたが、のちに部落内の大きな家で開いていました。



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