おん(鬼《おに》)の骨(ほね)
むかし、大江山(今の兵庫県)に鬼がでて、村人をたいそう困(こま)らしたそうです。 そこで時の天皇(てんのう)が、源頼光(みなもとのよりみつ)に「鬼をやっつけろ」と勅命(ちょくめい)を下(くだ)しました。 頼光は見事、鬼をやっつけ、二度と人を困(こま)らせないよう、その骨を焼(や)きました。 昭和のはじめごろまで、子どもたちは、この伝説をもとに、 ♪げんじの大将 らいこうは~♪ と歌って遊(あそ)んでいました。